湯野上観光ホテル

1981年頃に開業。三階建ての大型ペンション風ホテルで、プールまで備える豪華施設だった。1983年頃から放置されている。多くのガラスが損壊、壁面が剥落し、全体が蔦に覆われ朽ちた状態となっている。
一歩入るとそこは漆黒の世界。
懐中電灯は必須だ。
奥に岩のようなものが見える。
それは浴場だった。奥と手前に一つずつ。
岩風呂のような感じだったのだろうか。

さらに進むと
驚きの光景が…
なんじゃこりゃー!!
今にも襲ってきそうな雰囲気!!!
正体はボイラーの排気口。
まるで古代恐竜のように、体躯をくねらせている。
実はこの場所は、度重なる不審火に悩まされている。廃墟の「怒り」というようなものをひしひしと感じる場所だった。
ボイラー恐竜の中枢にもご対面。
表情は険しい。
ここは怒れる廃墟なのだ。
ドアに記された部屋番号が寂しげ。
わずか二年で廃業というのも、さすがに早すぎる。
暗闇で沈んだ空間の中に光が見える。
どうやら階段のようだ。
上階も一面の廃世界。
ここも火災のような形跡が残る。
部屋に入ってみよう。
部屋の壁は中途半端に無くなり、結果的に開放的な視界が広がっている。
外は雨による水溜まりだ。
不機嫌な太陽は今日は隠れたまま。
放置されて約40年。外の非常階段も、すっかり緑に覆われていた。プールがあると聞いていたが、見当たらない。
屋上へ…。
む!通り口が狭いぞ。
体をよじ~って屋上に到達。
凄みのある廃墟だった。
物憂げな空がどこまでも哀愁を誘っている。

Departure

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