奔別炭鉱

1902年から1971年に渡り操業。現存する高さ51mの立坑櫓(たてこうろ)は、当時の最先端技術が投入され1960年に完成した。トロッコに乗った鉱人達を地下へ垂直に運ぶエレベーター式の穴は、深さ735m内径6m‼東洋一ともてはやされた。
奥には立坑建設時に増設された、赤い屋根の巨大なホッパー跡も残る。
赤錆でぬかるんだ作業場。上段入坑口が見えるだろうか。その階段を上った先にfirst impact!が待ち受けていた。
ほぁぁぁ~!!立坑の真下に出てしまった。武骨な鉄の骨組みが、ぐ~っと上方へ伸びている。見上げると首が痛くなる。
傾いた階段が見えるだろうか。その下からひょっこり出てきた。壮観な眺めだ。
錆び具合も熟成の域。裏手へ回ろう。
現役の頃の様子は想像も出来ない。ただ重厚な音を立て、毎日毎日働いていたことは事実。
ここは逞しき鉱人達の檜舞台。日本の高度経済成長を力強く支え続けたのだ。
よく見るとまるで顔のよう。写真集でもよく見かける。漢たちの息遣いを間近で見守ってきた生き証人だ。
脇の階段から降り、迷宮のような構内を進むと、本日のsecond impact!!が待ち受けていた。



滑車を巻き上げる巨大な作業場。
静かに眠っていた巨大な機械たちが、突然の来訪者にそわそわし始めた。
人間の勝手な都合で引退させられたんだ。まだまだ活躍できるんだぞ。
SF世界のような操縦席。もはや使われる事のない部品たち…まだ動くのかな。
「こいつ、動くぞ!」byガンダム
よしっ、みんな仕事の再開だ☆ロープの巻き上げ開始‼
前方の巻き上げ機は、直径約5メートル。とんでもない力持ち。
ギュルギュル…立坑のてっぺんにある滑車と力を合わせて、鉱人達の乗ったトロッコを地中深くへ降ろし、石炭を山と積んで引き上げる。
横綱はもう動かなかった。苦笑いされているよう。あるのは、ゆっくりと流れる悠久の時間のみ。今までお疲れ様でした。
少し歩くとホッパー跡。石炭を積んだ貨車が3列並んで入ることができたという。

※高さ50mにも及ぶ立坑櫓はスケールの大きな北海道廃墟の顔。巨大な巻き上げ機、てっぺんに添えられた巨大な滑車。地下には数百メートルもの垂直な穴。北の大地の壮大なロマンなのだ。

Departure

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