足尾銅山

廃墟界において足尾銅山は日本屈指のレベルだった。しかし2010年から大部分が撤去され第一線から退く。その中において孤軍奮闘、異彩を放つのが巨大な外観を誇る本山精錬所だ。今宵、秘密のベールをそっとめくる。
足尾廃線をゆく。歴史は古く大正3年、貨物鉄道として本山精錬所に直結していた。
足尾銅山の閉山と共に現役を引退。
でも、線路は残る。
二本のレールは本山精錬所に続いている。
足尾銅山の本丸、本山精錬所にたどり着いた。奥に三つ並ぶ硫酸貯水タンクが見える。
数年前、遠くから見据えて帰った。時は思いを熟成させる。フランダースのネロ少年が、カーテンの奥に思いをはせたように。



これは凄い。
数歩下がる。超巨大な作業場だ‼
こんなに逞しいクレーンは初めて見た。現役の頃を見てみたかった。
そして、この穴。かなり深い。落ちたら自力で登れないんじゃないか。
圧巻の光景。あのクレーンはUFOキャッチャーのように、前後左右に動いたと思われる。頭上の看板「4t掴ミ 日本超重機 1962」
小雨が降ってきた。短時間の訪問だったが、濃厚な時間を過ごすことが出来た。
隣接する木造家屋では、日本の産業を支えた機械たちがひっそりと眠っていた。
一般道から本山精錬所を眺める。この巨大な産業遺産は今後どうなるのだろう。
この手前の古河橋は国の重要文化財。ドイツ製でワーレントラス形式(部材をボルトで留めて完成)を採用している。明治23年に完成。
渡良瀬川沿いに本山精錬所を眺める。
そして巨大煙突。昔はこの一帯に、足尾銅山の工場施設がひしめき合い、全国の廃墟ファンが沢山訪れた。余談であるがこの場所には、かわいこちゃん達がいる。
ネコだ。しかも、とても人なつっこい。ネコ好きにはたまらないだろう。毎度熱烈な歓迎を受ける。
左の猫、のび~ってしてる。
猫カフェに行かなくても、足尾銅山に行けば十分じゃないか。そろそろ帰宅の途につこう。また、いつか会おうにゃん。

Departure

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