明野劇場

昭和40年代に芝居小屋として開館。その後、名前がころころ変わる中で、ストリップ劇場に転身。伝説のストリッパー「一条さゆり」もここの舞台に立ったという。1996年に経営不振&摘発により閉館。翌年、火災により全焼した。
色のコントラストが美しい物件だ。
グッと迫り来る舞台。
頭上には鉄骨の足場。
壁は崩壊し、光が差し込む。
トイレが残っていた。青壁の寂れ具合がたまらない。
こんな絵になるトイレはなかなかない。
昭和50年代からバブルが弾けるまで、全国のストリップ劇場は大盛況だった。客席も演技もかなり過激(今なら即捕まるレベル)だったという。
客席に張り出した「花道」の先に、「ベッド」と呼ばれる直径2mの円形の台がある。ストリッパー達もプロ意識が強く、夜を徹して練習することも少なくなかったという。
二階に音響室が見える。行ってみよう。
火事のせいで煤っぽい階段。奥の扉を進むと…
音響室だ。
この場所から、華やかで妖艶な舞台を陰で支え続けた。
30年間、お疲れさまでした。
風俗法の改正や性産業の多様化もあり、ストリップ業界は廃れた。客が一人でも踊り子は舞台に立った。全盛期には全国に300軒あった劇場も今では10軒ほど。
鉄骨の足場に登ってみる。手が煤まみれになった。
栄枯盛衰を語る場所は、無条件に訪れる者を無限の想像の世界に連れていく。今日も誰かが来るのを待っているよ。いらっしゃいませー。

Departure

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