旧東青山変電所

枕木に宿る苔が美しい。初瀬街道側のルートが土砂崩れにより遮断されており、山の斜面を迂回する形で辿り着いた。
ここは旧東青山変電所に程近い旧東青山駅。ホームの遺構が残る。
マミーと書かれている。あっ、トンネルだ。
制限速度の看板は朽ちていて、何キロ制限かわからない。トンネルは駅の両側にあり、一方はトンデモなく長かった。
さっそく
旧東青山変電所へ行こう。
途中の小道が気持ちいい。初冬の澄みきった空、川のせせらぎ、太陽もほんわかしている。
着いた‼脆弱な橋を渡った先、旧東青山変電所。昭和4年頃に建設され、昭和50年代まで稼働。戦時中~昭和20年代に記された業務日誌が残っていると聞く。
これ好き!!!思わず叫びたくなる光景。疲れが一気に吹き飛んだ。
こんなにお洒落な階段があるだろうか。落ち着いたモノトーン調に淡きブルー。
人為的被害も排除。奇跡の空間。
驚いた。ドラムセットがある。
静寂の中に動を閉じ込めた一枚。熱き鼓動を感じる。
ここは神聖な場所なんだ。
窓の外に梯子が見える。登ってみよう。
屋上からの眺め。奥にもう一棟見える。こちら、窓からひょいっと入りまして…
二階からの眺め。
もう一棟へやって来た。「平成20年5月10日木曜日」業務日誌がちゃんと残っていた。後に来る人を思う暗黙のルールが綿々と引き継がれているんだ。
当時はここに東洋最大の水銀変圧器が設置されていたと聞く。一体どんなものか分からないが、思わず拝みたくなる。

感動的な造形美だ。美しい円形の向こうでは、換気扇がカラカラと回り続ける。
人為的被害を免れ、厳しい自然を幾度も越えてきた旧青山変電所。どのブログを見ても評価が高いのも頷ける。これからも、ずっとずっと来る人を魅了し続けてほしい。

Departure

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