ホテル大藪

2013年にTBS「世界の怖い夜」で紹介されたホテル。三階建ての扇形の建築である。
この廃墟は、珍しい経歴を持つ。
1982年の台風10号で裏山が崩落。土砂に埋まってしまい、取り除くことが出来ず廃業したのだ。
ドアノブまで。堆積量はんぱない。
天井が低い?ので、屈み姿勢だ。
こんな部屋じゃ
くつろげないよ。土砂が堆積していない方へ行こう。
お辞儀したドアが、土砂崩れの勢いを物語る。
厨房。窓枠の先に何か見えるぞ。
椅子たちの組体操だ!
近年、学校で禁止されつつある組体操。人間に負けじと、椅子たちが根性を見せている。惜しみない拍手を送ったのは言うまでもない。
奥の部屋には動物の足跡。暖かい季節になると、鹿や熊さんなども訪れる。
世界廃墟の話になるが、ナミビアの砂漠に飲み込まれた町「コールマンスコップ」を彷彿させる一枚だ。
この部屋ではテレビがお出かけの準備だ。
SAM「どこ行くの?」
テレビ「飲み会だよ。遅刻しちまった。」
別の部屋では宴もたけなわ。椅子といいテレビといい、ここには自由がある。
再び一階。
少し離れた場所に大浴場があった。凝った造りだ。
季節は巡る。もうすぐ草木が芽吹き、この一帯はまるで違った顔を魅せる。「廃れていくんじゃない、入居者が変わったんだよ。」そんな声が聞こえてきそうな場所だった。

Departure

気軽に廃墟を堪能できるサイトです。簡潔、かつ読み応えのある構成を心がけます。宜しくお願いします。

0コメント

  • 1000 / 1000