尾去沢鉱山(前編)

松尾鉱山、田老鉱山と共に東北三大鉱山と呼ばれる。銅鉱石の枯渇により1978年に閉山したが、跡地には選鉱場、シックナー、大煙突等が残されており、近代化産業遺産に選ばれている。


廃墟としても上位にランクインする顔を持っており、胸は高鳴る。
神殿のようだ。
上へ行く階段が寸断されている。
頭上には尾去沢鉱山の代名詞とも言える「巨大なシックナー」がある。敷地は広大なので、まずは先へ進もう
灰一色の世界と思いきや
とんでもない
秋田の鉱山は美人さんだった。
ちなみに煙突は60m。稼働していた頃は煙害で周囲の山が禿げ山になったそうだ。左手の選鉱場へ行こう。
照れ屋の看板がチラリ。夏は暇なの。
ほんとはず~っと暇なの。
一枚一枚に味が出る。
ぽーっと眺め、一枚だけシャッターを押し、次へ。
それだけで、いい写真が撮れる場所。
この奥に力作があった。



ドラム缶に叩きつける雨が、乾いた音を立てている。 

かつて、この場所で多くの人々が働き日本の戦後を支えた。家族も移り住み、この辺りは繁栄を謳歌したと聞く。閉山して40年、殺風景を見ていると、何だか力を出し切った感じがする。

最後に巨大シックナーを目指すことにした。ドローンなどで上空から撮った写真が有名だが、徒歩圏内でどこまでやれるか。



圧巻の大きさだ。尾去沢鉱山は当時の坑道巡りや資料館もあり、多くの事を学べる観光地。その隣で、日本の近代化の礎となった鉱山跡は、看取る者もないまま、ゆっくり崩壊へと向かっていた。

Departure

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