1909年に建設。1965年に新しいダムが出来て、湖底に沈むことになった。ダムの水位を下げる5~7月のみ赤レンガの建物全体が水面上に現れる。
高台から見た時のインパクトは抜群だった。四季を通じて全部見てみたい。まず最初にそう思ってしまった。人間の欲は深い。
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発電所の前に広がる緑は
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あたかも草原のよう
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寝転びたい
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それは叶わない。
緑の正体は湖面に咲く水草。
ドボンしちゃうぞ。
東西に幅43m、奥行20m、高さ19m。1999年から保存の声が高まり、補強工事を施し、2007年には近代化産業遺産に認定されている。
人工の美しさに自然が一味加える。奇跡的な巡り合わせがこの光景を作っているんだ。
本来は屋根や壁があったのだろう。夕暮れ時にはどんな影を演出するのかな。
これ以上何を求めよう。今、眼前にある光景以上は望まない。むしろ中途半端な美しさで、今の感動を割り引かないでほしい。
廃墟美とはまさに美術のジャンルなんだ。
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