阿古小中学校

定期的に噴火を繰り返す三宅島。1983年の噴火では、島の南西にある阿古地区に溶岩流が流れ込み多くの民家を焼き払った。この阿古小中学校も例外ではなく、三階建て校舎の二階まで溶岩で埋没してしまった。
こちら阿古中学校の三階。

下は埋没していると聞くが
果たして…
それは、本当だった。
溶岩がトイレを覗いてる。
30年以上が経過しており、当時の残留物は全く無いと思っていたが…
いや、あるぞ。火災報知器。右下は窓ガラス。火砕流の凄まじさを物語る。
昨夜の雨水が音を立てる。子ども達の賑やかな声はもう戻らない。
机だって不意を付かれた感じだ。
幸いにも噴火の起こった10月3日は、前日の小中学校合同運動会の振替休日。総勢160名の生徒は難を逃れた。とは言え、怖かったに違いない。
外から体育館へ向かう。岩石が占拠していて中へは入れそうもない。
ならば上から。
ここは小中学校が一緒に利用した体育館。普通であればあり得ない高さに自分は立っている。

隣接している
小学校へ
ここは音楽室だった。
天気が良い。運動会当日も晴天だったと聞く。その翌日に突然悲劇は訪れた。

二階。
緑の水面を覗き込むと、バケツが沈んでいた。どんな記憶も確実に薄れゆく。
良くも悪くも。
さらに一階へ。斜面を滑り降りた。
そこは漆黒の世界。コピー機だろうか。そしてペコペコになった灰皿。
阿古小中学校は溶岩に覆われた遊歩道沿いにあり、誰でも見学することが出来る。三宅島に行った際には、是非学びの場として訪れてほしい。

Departure

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