利賀小学校

南砺市利賀村(なんとしとがむら)は、世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り」で有名な地域だ。この辺りには、このようにモノリス型のユニークな分校が複数残っている。

一つ目は利賀小学校百瀬川分校。体育館の緑屋根が印象的。1989年に休校となり、1996年に閉校となった。
裏手に回る。うっすらと見える赤錆びが、白い雪と対照的だ。
大きな大きな窓から広がる校庭。
ここから、100m程先に百瀬川分校の木造の旧校舎が残る。今は酒屋の倉庫として利用されている。
ポツンと残された椅子。
誰か登ったのかな。
何かある。
それは深い眠りにつくピアノ。
また、弾いてもらえるといいね♪
水場から活気のある声が消えて、もう30年にもなる。
残る当時の面影。
紙は変色しているが、眩しい思い出なのだ。
廃校で当時の足跡を探すのは、宝探しに近い感覚。残留物が少ないなら尚更。



二つ目は、利賀小学校高沼分校。1978年に休校となり、1996年に閉校となった。
右手には戦争の慰霊碑が残る。
裏側はやはり赤錆び。
廃校後は集会所として利用された時期もあったようだが、過疎が進み廃墟然としている。
ここでも、かろうじて当時の面影に会うことができた。
三つ目は、利賀小学校北豆谷分校。近未来的、見た目のインパクトが凄い。大きな球状のものが2つ、壁に埋め込まれている。
裏側の赤錆びも今日一番だ。
側面にも出入口。
球状の正体は窓ではなかった。
採光用だろうか。
こじんまりとした教室だ。
きっと壁には黒板があったのだろう。
冠雪をしたモノリス型の校舎も見てみたいと思った。しかし、それは想像以上に難しい。それは豪雪の厳しさを知る者にしか分からないのだ。
雪国には独特の情緒がある。同じ雪国の出身者として、今日は何だか懐かしい気持ちになった。

Departure

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