姉川発電所(前編)

1917年に建築され、1944年に廃墟となった発電所。大正時代に作られたレンガ造りの建物は歴史的価値も認められ、多くのカメラマンを魅了し続ける。
観光地化の動きもあったがアクセス難のため認められなかった。そんな場所にある。
周囲は森林に包まれている。清澄な空気の中に溶け込むように、存在する。
予想していた上をゆく廃墟美。
奇跡的な巡り合わせが、この光景を作っている。
手前に大きな窪地。鉄の梯子も見つけた

そっと
降りてみる
見上げる。姉川発電所をここまで昇華させているのは、周囲の森林ではないか。きっとそうだ。
ここに山から下りてきたパイプが連結し、水を放出していたと思われる。
姉川発電所は、実は外観の方が個人的に推しメンだ。



人工物と自然が調和している。
美術館と言ってもいいほどに美しい。
廃墟は状況により見える顔を幾重にも変えてゆく。
ついつい長居してしまった。
さぁ、これから山の斜面を登ろう。
きっと何かしらの遺構があるはずだ。
どこまでも続くパイプの台座跡。山頂を目指して、急斜面を登り始めた。


続く

Departure

気軽に廃墟を堪能できるサイトです。簡潔、かつ読み応えのある構成を心がけます。宜しくお願いします。

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