住友大阪セメント伊吹工場

1952年に新設されたセメント工場。様々に名称を変えながらも、2003年に生産を停止した。順次解体作業が進む中、巨大なコンクリート建築、大煙突、タンク、石灰石置き場の跡などが残っている。
映画のロケ地のような佇まい。
振り返ると大煙突。
想像よりはるかに巨大だった。
この遺構だけでも十分に見応えがある。この場所に立てて本当に嬉しい。 
廃墟に咲く花。グラフィティー。
立体感がある。この世に闇をもたらす、妖精なのだろうか。様々なメッセージが浮き上がる。しばらく見惚れてしまった。
こちらはナイキのシューズを履いているぞ。
きっと、最近描かれた。腕を振るうには最高のステージではないか。
どーーーん。
ホッパーの跡が至るところに。手前の円柱からは空が見えた。
コンクリによって切り取られた空が。
スカイレスト・ニュー室戸で、寝転がって見上げた空と類似している。
むふふ~って顔してる。
圧巻はこの中の超巨大ホッパーだった。
ブルガリアの共産党ホールが少し頭をよぎる。そんな場所だった。
ホッパー内部を伝った雨水が提供され、地上では緑の楽園が生まれている。
本来とは違う用途ではあるが、彼は嬉しそうだ。
すっかり夜になってしまった。遊園地に初めて行った子供のように駆け巡った。人は何歳になっても、童心に返ることができる。
明日はきっと筋肉痛だ。

Departure

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