富津試験場

ザクッ
ザクッザクッ
▶ザクがあらわれた。
富津試験場は1919年、要塞司令部があった富津岬に設立された。岬の地形は極端な鋭角であり、このような監的所が今でもあちこちに散見される。
裏手に回ってみよう。
ちょうど製造されて一世紀。色合いが渋い。夏は森の中に姿を隠すのだろう。
監的所とは射撃や砲撃の着弾点や命中率を確認するため作られたもの。
スリットから覗く。息を殺してみる。
ここに流れる時間は止まっている。当時の時間をそのままに、現在を浮遊している。
他にも監的所はないだろうか。
あった!
こちらは、中世のナイトのようなお顔。
よく見ると弾痕と思われるような傷がある。
こちらも中は、がらんどう。
さっきがザクなら、こっちはガンダムだ。
なんかキン肉マンに、こんな顔のキャラクターいたような…。
こっち向いて~。
チラッ。
戦争遺構には独特の空気が流れている。多くは誰からも必要とされなくなり、ポツンと残されている。そんな廃墟の声に耳を傾けるのは、決して無意味なことではない。

Departure

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