尾去沢鉱山(中編)

空の青。水の青。廃墟の青。
鉱山の空は果てしなく広い。
壮大な炭鉱の歴史が幕を閉じて尚、今も昔も変わらない空を見つめ続けている。
緑に包まれたコンクリートは、あたかも古代遺跡のよう。
夏は緑が行く手を阻む。
でも、それに見合うだけの対価も用意されている。
人かいなくなって何十年。沈黙を破るのは、快感と言えなくもない。
鉱山特有の洞窟はがっちり封鎖。
魑魅魍魎が出てくるのを抑えてるんだ。
巨大な人工物が植物によって浸食されてゆく光景はまさに圧巻。
行く手を阻むのは草木だけではない。縄張りを守る昆虫たちも必死なのだ。警告音が聞こえてきたので踵を返す。
超巨大シックナーだ。
周囲は枕木のようなもので囲まれている。
ここは文句なく日本の廃鉱山の代表格。
物語は一番奥に見える巨大煙突へ。

Departure

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