
人里離れた田舎道を走っていると、大きな木造校舎があらわれた。2010年頃に閉校した小学校だった。

トタン屋根が吹き飛んでおり、かなりの崩壊が遠目にもわかる。

校舎の周囲には何もない。ここにこんな大きい校舎があること自体が驚きであった。

静まり返った廊下。右手の部屋は食堂だ。
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天井が崩壊!!二階の教室はどうなってるんだ…!?

隣は保健室。恐ろしくて、ここで少し休む…なんてことは出来ない。
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ベッドの上を
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見ると…
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ズドーン!!「ある日、ベッドが空から降ってきた…」某ジブリのキャッチコピーが頭に浮かぶ。

一階なのに、あちこちで穴が空いている。緊急事態なのだ。

勇気を出し二階へ…

一瞬の静寂。えっ、パッと見普通…。
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どひゃ~!!トンでもない光景が待っていた。壁にはスキー板。雪国では体育の授業で使用するのも珍しくない。

ここは保健室の上。雪が降り積もったらどんな景色になるのだろう。

食堂の上の教室。十数年前までは、普通に使っていたとはちょっと考えられない。

雪の重みというのは想像を絶するものがある。

まだ大丈夫な教室もあった。でも天井には穴が空いている。大丈夫ではなかった。

こちらは床がウェーブしている。

音楽室。実はクマ注意の看板がこの近くにあり、用心しながらの探索であったが…
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ドッッッキィ~ン!!!

ホッ。剥製であった。

最後の年の生徒は9名であったらしい。きっと歴史もあり、沢山の生徒を輩出してきた学舎だったのだろう。

学校は法律上建ててから60年間は取り壊しが出来ないと聞いたことがある。ここもそうなのだろうか。雪の厳しい地域だ。あと何年耐えられるのか心配である。
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