観音聖地の廃墟群　

観音聖地の廃墟群は湯河原町にある構造物の通称。道沿いの壁面に張り付くように朱色の構造物が残っている。

一見宗教施設のような外観。

実際は道を隔てて向かいにあった大伊豆ホテルの関連施設。こちらのホテルは2006年頃に解体され、温泉櫓のみがポツンと残る。

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地下のホテル跡。まだ何かありそうな気もするが、所々床が欠けていて危ないので退却。

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地上界へ戻った。

モコモコ〜。

緑のモサモサ感が凄い。予想以上だ。

そして、自然の緑色と人工の朱色も想像以上に良い組み合わせだった。

おっ！

先客が座っている。

椅子。

今は無きホテルの温泉櫓をぼんやりと見つめている。

見上げると、上方にも広場がありそうだ。気になる。

佇む椅子。

別角度からは橋も確認。とても気になる。往時は浴衣姿のお客さんが行き来したのだろうか。

少し離れた場所には階段跡。ここは大伊豆ホテルの従業員寮があったらしい。大伊豆ホテルはこの温泉街の中でも特に巨大なホテルだったと聞く。今は想像も及ばない。淡い幻想へと消えていったのだ。