
1991年に開業した複合リゾート施設。1997年頃に閉鎖された。屋根が大きく損壊、内部にも植物が茂る状態と聞く。果たして…。

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そこに広がるのは無重力空間だった。


天井から吊り下がる蛍光灯。ゼロ・グラビティの世界。



朽ちた天井の隙間から光が射し込む。

黒潮荘のランプ傘を思い出した。じわりじわりと重力に引き寄せられているのだ。

苔生した床も照り輝く。光の演出はいつも心躍る。

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隣の食堂へ。
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ご注文はカウンターで承ります。そんな声も聞こえてきそう…。


天井も落ちてパッキパキだ。

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最後の部屋では暖炉が沈黙を決め込む。

きっと素敵なロッジだったのだろう。

アーチ窓の光の入り込みもきっと計算されている。

白い扉は不自然に歪む。やはりここは廃墟なのだ。


外のウッドデッキにはお洒落な馬車がそのまま放置されていた。

今は昔の物語。ここも又、人の営みの儚さを十分に物語る場所だった。
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