
1980年代後半に建設され、2002年頃まで使用されていた養鶏場跡。高床式の木造複数棟から構成されている。

確実に進む崩壊。

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一歩入るとそこは、幾何学的な構造美を放っていた。


上方にはレール。沢山の鶏たちがギュウギュウしていたのだろうか。


青いカゴ。当時を偲ばせるものは殆どない。

隣の鶏舎へ。


同じ造りであるが、こちらは少し緑が残る。


仰ぎ見る。

外から見て倒壊していた箇所。やはり長くは保たなそうだ。


さらに隣の鶏舎へ。

緑がフカフカ。これならば卵が落下しても受け止めてくれるのでは…と取り留めもないことを考える。


一番奥の棟へ。


見上げると扇風機。電球も見受けられた。

鶏たちの賑やかな声はもう戻らない。

天気予報に反して雲行きが怪しい。


田んぼの中にポツンと廃鶏舎。今にも雨が降り出しそうな空が、寂寥の感を引き立てていた。

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