
市比野(いちひの)中学校は1947年に創立。1971年に近隣の中学校と統合。数年間は両教場で授業を行っていたが、1973年よりその近隣の中学校のみの授業になり、市比野中学校の校舎は使用されなくなったという。

門柱には当時の中学校名が残る。

校舎が使われなくなった1973年から、校舎跡を利用し某工場が創業する。その工場も2008年頃に移転し、再び使用されなくなった。

一面草が生い茂るのはかつての校庭。そして工場の敷地。様々に役割を担ってきた。
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緑に埋もれた旧校舎が見えてきた。屋根の損壊が遠目からも伺える。

ちょい覗き込む…。底抜けもありこのルートは危険だ。

なかなかの藪漕ぎ…。


着地。

やはりかなりの朽ちっぷりだ。崩れる寸前、滑り込みセーフか。

校舎でありながら、工場然としている。


踏み抜きトラップ多すぎ。慎重に征こう。

途中の小部屋。

「第二種有機溶剤」の文字。工場としても30年の歴史を持つ。

更に奥の部屋へ。
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天井から光が射し込む。

幻想的な光景だった。

最初に覗き込んだ場所だ。屋根瓦が落ちまくっている。


外には建物が連なる。実はかなり巨大な施設なのだ。興味があるがここまで。
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最後にやっと学校らしいものに出会えた。
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黒板だ。工場の方が使用していた節がある。黒板も利活用されて嬉しかっただろう。

外に出た。かつて子供たちが駆け回った校庭には、背の高い草が生い茂る。これではサッカーも野球も出来ない。それはほんの半世紀前のことである。
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