
南国風のオレンジ屋根が印象的な三階建て、28室全室オーシャンビューの豪華リゾートホテル。1988年に瀬戸大橋の開通に合わせて建設された。

島全体をベネチア風リゾートアイランドとして開発する計画だったらしいが、オープン後間もなく破綻して閉鎖された。


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パシャ~ン‼
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突然の水音
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驚いて目を向けると、大きな水鳥が水浴びを始めた。でっかいオタマジャクシに、蛇も這う。ここは無人島、生き物たちの楽園。

一歩入ると静寂。


それはこれから始まる、感動の前触れ☆


うわっ!凄い!!

震えた。言葉が見つからない。


ふふ…。

廃墟の窓からオーシャンブルーで、気持ちを落ち着かせる。


また気持ちが高ぶってきた。自然と人工物の融合が、こんなに美しいなんて。

はるばる来た甲斐があった!!!

上階へ行ってみよう。


すっかりリゾート気分だ。廃の世界であることを忘れそうになる。


どの部屋でも、最高の景色が楽しめる構造。





全体的には綺麗であるが、廃の手は確実に進む。

ホテルの裏側に見える大きな池は、採掘場跡。この子与島はかつて石材業で栄え、集落もあったという。※実は島には一世帯のみ、ご夫婦で暮らしている方がいるそうだ。「ポツンと一軒家」で放送されたらしい。
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屋上へ
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そよ風が気持ちいい。

遠く見えるは瀬戸大橋。ほんのり潮風も香る。

そろそろ帰る時間だ。定期便のない子与島、個人的にチャーターした船が迎えに来てくれる。

カウンターの名刺に、見覚えのある廃墟の名が…。

おおお~!!船上から廃墟ラ・レインボーが見えた!!きっと来る時もこっちを見ていたんだね。
アクア子与島は、生涯忘れない。この感動の積み重ねが原動力となる。
提供元:Drone Japan
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