
片田舎の畑の真ん中に忽然とあらわれる結婚式場。経営は順調であったが、本業以外の投資事業につまずいて倒産、閉鎖に追い込まれたという。その後、不審火による大規模な火災に見舞われた。

入り口が不法投棄の山だったが、それは中まで及ぶ。

建物の裏は殆どが焼失。

天井にぶら下がる排気口が、巨大な生き物のように見える。今にも襲ってきそうだ。

焼け落ちた建物から外の田園風景が見える。解放感と消失感が入り交じった不思議な空間。

一旦外の非常口を登る。


今回の最終目的地を上からチラリ☆

二階へ。



大広間。天井のシャンデリアが当時の豪華な結婚式を物語る。


階段はこちらにも。天気に恵まれ、ステンドグラスが美しく映える。


そして、ここはトイレ。こりゃ、突っ込みどころ満載だ。

渡り廊下を歩き、となりの建物へ。
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当時の待合室だろうか。

半円の窓から竹やぶが覗く。外は竹林が群生した見事な庭であった。

これはあるものを模している。

そ蟷螂。竹林と関係はありそうだが、現役の頃どんな役割をしていたのか知る由もない。
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平安閣の真打ちはこの先にある。

ここは地獄か。あまりに異質な光景に驚きを通り越して唖然。火災の影響だ。

自らを封じ込めるような扉。びくとも動かない。

遠くに赤い十字架が見える。草木が芽吹いている。生息が可能ならば、自然は場所を選ばない。

この木は現在も成長し続けている。ここには止まっているようでゆっくりと流れる悠久の時間が流れている。
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