
大川小学校本之牟礼(ほんのむれ)分校はトンでもない山中にあった。

小道をひたすら登っていくと突然のこの景色。少し心細くなっていたので、それはそれは感動的だった。

昭和52年に建立された石碑。

開校は1914年。1976年に阿久根市立大川小学校と統合し閉校となった。

校庭の中央に栴檀の木。木はもともと川の堤防沿いにあったが、校庭を川の方へ造成し広げたため現在の位置になったと聞く。

校舎は閉校後、一時芸術家の方が借りて住んでいたという。そんな節は、この後随所で見受けられる。


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伽藍とした教室。太陽の光が穏やかに差し込んでいる。


木製のバーテーション。

子どもたちの声はとうに消えた。自身の生まれる前なので、少し遠く感じる。

あっ…
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一脚の椅子。


建物は屋根から朽ちるというが、椅子は座面から朽ちるのだろうか。


頭上の絵画。

見惚れる素敵な作品だ。卒業制作とある。


残されたレコード。

こぶとりじいさんだ。今の子どもたちは大多数が知らない。


写真は色褪せてもう見えない。


夢のような空間を満喫した。

当時は一帯に71世帯227人程が住んでおり、お店も数軒あり、生活用品も賄っていたという。一つのかけがえのない地域の歴史がここにあったのだ。

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