
「白亜の廃校」で知られる。1947年から1971年まで学校として使われた。その後、富士興産株式会社に土地と校舎が売却され、理由は不明だが真っ白な状態に改装。1980年代に放棄され廃墟化した。



そして、平成最後の冬。


宿直室だ。

昭和40年代まで、学校では男性の先生が交代で、定期的に夜間見回り当番をしていた。


当時の文献を見ると、担当は結構キツかったらしい…。


事務室はアートっぽくなっていた。


二階へ上がると、小高い丘の上に、さらにもう一つ校舎が見えた。
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あれが白い廃校か。
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胸が高鳴る。
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カチャ。入ったところ。

念願の白亜の廃校に立っている。窓からは冬の陽光が静かに射し込む。

たくさんの人が訪れているようだ。

木造階段が幻想的に美しい。誘われるように二階へ。

よく見るとペイントされている部分と、白い板で覆われてる部分とかある。

キュートな黒板消し。いつからここにいるのかな。


清々しい。





今年も何かいいことがあるといいな。

冬の朝は空気がピンと張りつめている。澄んでいる。雑音もない。禅の心境だ。
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