1951年に開業し2011年に幕を閉じた。地下1階地上4階、全50室の大型ホテル。霧ヶ峰という名の通り、深い霧に包まれている。
見上げると、国の天然記念物に指定されているカモシカ。この辺りは生息地として有名だ。
寒さのせいか、際立つ静寂。
近くにはスキー場がある。きっとここの繁忙期は冬だったのだろう。
アルプス食堂。ちなみに、床が氷で少し滑る。
少し先にはパーテーション付きの大広間。
地下には真っ赤な娯楽室。
この先は、スキーの用具置き場らしいが…
ドキッとするような廃墟色に染まっていた。
昔はどこかにカモシカの剥製があったらしいが、見当たらない。
上へ行こう。
大浴場へ。
浴室は2階という変わった造り。
窓から外を見ると…
一面の銀世界。
冬こそ温泉だ。スキーの後は最高だろうな。疲れた体を芯まで温めただろう。
さらに上へ。下の階より小綺麗だ。
客室はまるで現役。寒冷地は廃の手が及びにくいのだ。冷凍保存のように秩序が保たれている。
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うわっ!!!
4階。誰が仕組んだのか、絵本が廊下に並べられている。
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帰り道
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ふと目をやると
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非常口が開放されており、寒々しい光景だ。思わず身震い…今年もまた冬将軍がやってくる。
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