車一台がやっと通れる山道を進んだ先にある宿泊施設。看板がかろうじて残っていた。1990年代には廃業。夏は大蛇や巨大な蜘蛛が現れるらしい。
鱒池亭名物、底板の無い橋。和賀川水力発電所を彷彿させる。
ザザザザー…川の音が心地よく響く。
近づくと案外広いことが分かった。
客層は登山客が多く、食卓に川魚を提供していた。川は濁っておらず、今でも魚がいそうだ。
おじゃまします。丸窓がお出迎え。
二階へ続く階段は崩壊。
直進するとすぐにお風呂。構造が不思議だ。
さらに進むと厨房。冷蔵庫が横たわっている。
素敵な場所だと思うが、川が増水するような有事の際が心配になる。
石階段を登り二階へ。
この宿にバリアフリーの概念はない。
広間だ。四季折々のロケーションが楽しめそう。
あっ、入り口で見た崩壊階段。
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そして、三階へ続く石階段を登り
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振り返ると…
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鱒池亭で一番有名な構図☆
外を見ると屋根にぽっかりと穴。三階には再び浴場があり、進むと…
再びお風呂。お風呂三昧だ。
家族風呂かな。薄青い浴槽が哀愁を誘う。
随所にオーナーの拘りを感じる宿。当時はコアなファンを集めたに違いない。耳を澄ますと川のせせらぎ。静かな時間が渓谷を包み込んでいた。
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