
1970年代前半に開業し、2000年代初頭頃に閉業したものと見られる施設。建物は4階建てのコンクリート棟と木造の浴場棟から成り、斜面に建っているため側面からは3階建てのようにも見える。

フロントは2階。

だいぶ朽ちている。

UFOのような照明の先。

この鍵置き場がお気に入り。暫く見惚れてしまった。

最近は見かけないクリスタルキー。今も出番を待ち続けているのだろうか。


あっけらかんとしたキャラクターが、目の前の非日常を引き立てる。このギャップが好き。


和食堂は廃一色。上の階に行ってみよう。


ここは宿泊施設だったのか、定かではない。

各部屋にはマンションのドアのように郵便物入れが付いているので、集合住宅として使われた節もある。

広縁(ひろえん)が輝いている。

床には硝子の破片。再利用は難しそうだ。

一旦外へ。

四人乗りブランコは、すっかり錆びついてピクリとも動かない。

当時はきっと子どもたちの活気ある声が響いていたのだろう。今となっては、もはや想像すら及ばない。
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浴場だ。

晩夏の陽射し。


浴場に残された四角い窓。
この何気ない景色がたまらなく好き。


屋上へ。

左下の緑色は虫籠。きっと元気なちびっ子が走り回っていたのだろう。今はどこで何をしてるやら。


屋上には、錆びついた物干しが残されていた。すっかり朽ちた建物であったが、当時の面影は随所に息づいていた。
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