1990年代に、元ドリフターズの荒井注がカラオケ店として建設したが、業者の設計ミスでカラオケ機器がドアから入らず、開店を断念した建物。一度も開業していないため、ある種の未成物件である。
廃墟を株に例えるなら、ここは大いに高騰した場所に違いない。
2022年頃だろうか。階段を登って2階の各部屋に向かうための部分がごっそりと抜け落ちて崩落しているのが見つかったのだ。
ちゅどーん!!!
建物の裏手に回ってみよう。
盛大に崩れている。
中心から見上げる。全体的に蔦に覆われている。本格的な夏場はもっと凄いのではないか。
当時、ここが開店出来なかったことは、芸能人の珍騒動としてテレビのワイドショーでも取り上げられ、荒井注はレポーターのインタビューに対し。
「何だ、バカヤロウ！」とコメントしている。
荒井注の名言である。この建物にしても「何だ、バカヤロウ！」な気持ちであろう。
しかし、それにしても。
崩れる前は廃墟として面白みが少なく、熱心に写真を撮った人もそんなにいないと思われる。
廃墟界のバブル。廃墟として株がここは爆上がりしたのだ。考えさせされる物件だ。
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無名の頃の写真もあるので比較して見よう。
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昔
今
昔
今
昔
昔
今
今後も目が離せない。
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