
静岡県賀茂郡西伊豆町にあった鉱山。戦前から発掘されていた鉱山で歴史は古い。閉山時期は不明ながら比較的近年まで操業していたという。車を停め少し歩き、両見橋(昭和35年竣工)を通過した。

思ったより林道は長く感じた。

所々、土砂崩れの跡。

ユニークな形をした大岩だ。頭がツーブロックみたい。

大滝歩道の案内看板を横目に、どんどん行こう。


土砂崩れを突破し…


先人のブログで見た建物の基礎跡。道は間違っていない。


渡河は冒険の醍醐味の一つ。ウォーターシューズを通した水のヒンヤリ感は数日後まで残る。

さらに進むと、石垣の跡。

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どうやら道は間違っていたようで行き止まり。
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踵を返し
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再び川を渡河して先ほどの地点へ戻る。
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実はド派手な土砂崩れが道を塞いでおり、行き止まりと勘違いしたのだった。事前に調べ過ぎないようにしているので、許容許容…。


コンクリートの橋〜!!正解ルートだ!!日が暗くなる前に到達できて本当に良かった。



どーん。

▶バッテリーロコ(蓄電池機関車)があらわれた。



本体重量1400㎏、総重量2100㎏。重厚感たっぷり。コイツに会いに来たのだ。


以前は小屋に入っていたらしいが、今は雨ざらし。犬小屋が無くなったワンちゃんみたい。

パカッ。

1995年頃まで現役で操業していたと言われる。その後も暫くは「スイッチを押すと点灯した」という感動的な話も聞いている。



ずっと前から知ってはいたが、なかなか会うタイミングが無くやっと会えた。感無量だ。

伊豆天城鉱山にはまだまだ魅力が詰まっている。


こちらの御仁も口を開いたら、どんな話を聞かせてくれるのだろう。

この遥か先には集落跡や、洞窟もあると聞く。またいつかバッテリーロコに会いに来よう。その際には奥の奥まで完遂したいものだ。
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