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寒川集落 

寒川(さぶかわ)集落は宮崎県西都市にある廃村集落。既にこの時点で車を乗り捨て徒歩に切り替えている。道のりは過酷だった。

電波も通じない。方向は合っているはず…祈るような思いで雨の中をひたすら進む。

ついに辿り着いた寒川集落。約400年の歴史を持ち、最盛期には200人を越える人々が暮らしていたという。

1980年代には集落の平均年齢が70歳以上、最後まで残っていた6世帯13人が1989年に山を降り、寒川集落は廃村となった。

蚊取り線香「久しぶりの人間だブー」

家屋には畳が無い。市は畳や底板の撤去、かまどの破壊、お墓を移す改葬、を条件に代替住宅を提供したと聞いている。 

先祖代々続く土地。長年住み慣れた生活の場を離れることは、勿論簡単なことでは無かったのだ。

いくつかの家屋は倒壊し屋根瓦だけが残る。

お弁当箱。

新幹線の形をしたちびっ子カー。

赤いクマ「ご主人様は元気にしてるかなー」

集落の生活圏には石階段が巡らされている。当時の子どもたちはここを駆け上がったんだろうなぁ。

神社はしっかり残る。今もこの地を見守っているのだろうか。

窓辺に食器。

ここは唯一と言ってよい、残留物が残る家屋。

兵隊さんとして出征した息子さんが搭乗していた水潜艦の写真が飾られていた。※推測の域は出ない

一番上の高台には寒川小中学校がある。

犬「ようこそ」

1978年に建立された閉校記念碑だ。※後述するが映画「寒川」では建立の際には皆で集まり、お神酒を捧げていたのが印象的だった。

お猿さん。ソテツの葉に隠れてイノシシの親子もおる。この辺りは生徒の作品と思われる。

校歌の楽譜を刻んだ木碑。先人のブログでは健在だった。

走る石像…ズブズブ…。

「姉妹」と名付けられている。

実在したのだろう。お姉ちゃんにだっこ。何とも微笑ましい。

こちらは「仲良し」阿修羅像を模している。

それでは…木造校舎へ!!

ぺしゃんこに潰れていた…。閉校して半世紀、過酷な山中にありこれは仕方が無い。

ここも1950年代には複式学級となり、最後は全校生徒が10名以下という状況だった。

焼却炉。

当時の面影はないか、丹念に探す…

バケツ。

スピーカーにベル。少しだけだが見つけられて嬉しかった。

頑張って潜り込んだら落書き発見!!いったいいつのものだろう。

離れた場所にプール。貯水槽も兼ねていたという。

水の確保は集落として大変苦労したと聞く。離れた上流から水を引いており、流れが滞る度に村人総出で解決に向かったという。

雨は止まない。

最後に一番大きな家屋を見つけた。

なーんにも無いな、と思いきや

世界のコカ・コーラ。人々の生活の息吹はまだまだ探せば残っているのかも知れない。

2007年に、限界集落をテーマとしたドキュメンタリー映画「寒川」が製作されている。帰ったら観よう。廃墟は予習より、復習を重視している。

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