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廃旅館新川

池の畔に佇む二階建ての小規模施設。1970年代後半に建築されたらしい。2002年には廃墟としての言及が見られる。

眼前の大百池(おおどいけ)は、500年近くの歴史を持つため池である。公園もあり、小さな子どもを連れたお母さん達の憩いの場となっている。

それにしても、インパクトのあるお顔だ。池をぽーっと見つめている。NHKのどーもくんに似ている。

お目めは四つ。右手をひょいと挙げているようにも見える。腰簑着ければフラダンス…。

螺旋の外階段が途中から欠けている。

裏手へ回る。この石階段は、今でも現役利用されているらしい。






屋上ではリクライニングチェアが、大百池をゆったり見つめていた。

下へ行けそうだ。看板を掲げていただろう骨組みも見える。

二階は、全体的に煤っぽい。この建物は一度、放火に遭っている。

なんとも絶望的なトイレ。

印象的な四つのアール窓。

窓からの眺め。そろそろ日暮れである。

ここは実際のところ、旅館だったのかもわからない。喫茶店?割烹?謎多き場所なのだ。

大百池を囲む遊歩道に、今も佇んでいる。その場に溶け込めてない感は否めないが…彼はきっといい奴だ。

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