タイにある桁違いの超高層廃墟ビル。1990年のバブル経済期に着工し、約600ユニットを誇る185m49階建ての高級分譲マンションとして完成するはずだった。しかし、1997年のアジア通貨危機で会社が倒産。地元では「幽霊塔」と呼ばれているらしい。
ずぅぅぅ~ん。
知る人ぞ知る、世界レベルの廃墟物件。
エレベーターの穴を
そっと見上げる。
建設途中で放置されたので、壁はほとんどなく、柱と床だけで構成されている。
上層階への扉はがっちり封鎖。
地下では光のワルツが上映されていた。
凹の形の床は、以前エスカレーターの設置を予定していた跡だ。
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さぁ
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未知の世界へ ~翌日~
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ひたすら階段を登り続ける。
住居フロアーは似たような景色が続く。
やっと、住居フロアーを抜けたようだ。
眼下に流れるのはチャオプラヤ川。
屋上はもうすぐ。このベランダには、雨水により池が出来ていた。
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ついに
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屋上へ
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49階は、長かった~‼
イギリスのストンヘンジみたい。あの黄金の高層タワーは、映画のロケ地にもなり、67階建てで「世界で最も高い場所」にあるレストラン&バーが人気らしい。
ここからの夜景も折り紙つきであることは、想像に難くない。
あの柱に落書き…勇気あるなぁ。
広い屋上だ。一昔前は欧米人や地元の若者が夜な夜なここで酒盛りをしていたという。誰でも簡単にウェルカムな時代もあったのだ。
バンコクを一望する素晴らしい景色。注:高さ約200m
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『2014年12月5日、ここの43階で、首を吊って死亡しているスウェーデン国籍の男性が発見された。』というニュースがあったので、なんとなく43階に行ってみると…
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物音がして…
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スプレーの音だったので、もしやと思い近づくと、アートを描いているアメリカ人とバッタリ。場所が場所だけに心臓止まるかと思った。
どんどん降りる。
地上に戻ってきた。もう夕暮れ時だ。
高架鉄道BTSサバーンタクシン駅のホームから撮影。この駅に降りた人は、大抵この存在感抜群の廃墟ビルを指差す。写真を撮る人もいる。今日、屋上まで行ったんだぜ。サトーンタワーは間違いなく世界レベルの廃墟だった。
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