
通称タムテツ。現在残る建物は1940年頃に建設され、2001年頃に閉鎖された。二階建ての洋館風の事務所跡が蔦の這った状態で残っている。

この時点で感動はK点越え。遠い地にあり、有名であり、この堂々たる佇まい。
↓
行ってみて
↓
初めて確認できる感動
↓

思わず息を飲んだ。

残留物が語る語る。缶の錆び具合も長い時間を感じさせる。
↓
さぁ
↓
本館へ
↓

なんという廊下!梅雨の太陽に照らされ、窓辺では新しい生命が巡る。足元には当時の標語「今日も安全 無事故で働こう」


よくぞ今日まで残っていてくれた。拝みたい気持ちになる。

職場に残る当時の雰囲気。

応接間。

壁には社員のネームプレート。もう使われることはない。

多くの賞状が飾られた小部屋。この椅子といい、建物といいお洒落。オーナーの拘りが感じられる。


物語は次の階へ。

↓
階段の軋み具合
↓
キュッと心憎い音を立てる
↓

二階は、集会場のような広間だった。



随所にモダンな感じが見て取れる。


小部屋には古い印刷機。

仕入れ帳もとにかくお洒落。




設計図だろうか。丸めて保存されている。

この廃墟、見所が尽きない。廃墟に流れる時間が内部に取り残されている。その時間が静かに語りかけてくる。当時の記憶をそっと見せてくれるのだ。
コメント