
横浜の某IC沿い。数年前に三和交通が「タクシーで行く、心霊スポット巡礼ツアー」なるものを敢行し、その中の一つに入っていた興味深い経歴を持つホテルである。


いらっしゃ~い。

そこはまさにトロピカル。南国テイストのグラフィティーが待っていた。



夏の廃墟探索は蜂との戦いだ。こんなところにも蜂がいるとは。

非常口はカバによって守られている。

二階から三階へ。どんどん行こう。

トイレとグラフィティー。相性は悪くない。

あ、これは失礼。アバターっぽい。

おっと!ここはしっかり心霊スポット。

お風呂が丸見え。建物内はかなり荒れ果てていた。

石川五右衛門でござる。

おっ、今にも飛び出しそう。
↓
最上階の
↓
有名な部屋へ
↓

おびただしい赤い手形が壁一面に乱れ飛ぶ部屋。


うん、気合い入っとる。他の廃墟にはないテイストに会えると嬉しくなる。


四階まで見終わった。こじんまりとしたホテルだけど、十分に満足だ。

外は高速道路を車がびゅんびゅん。

あの看板のライトが灯ることはもうないだろう。どんな小さな廃墟もそれぞれの記憶を持っている。もう訪れることのない客を今日も待ち続けている。
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