1907年に開かれた巨大鉱山。1965年に閉山となるも、斜面に張り付くように巨大な選鉱場跡が残る。「滋賀のラピュタ」とも呼ばれ、時期によってはコスプレイヤーでも賑わうようだ。
うん。
季節間違えたんじゃないのか。
ラピュタどこー?
脇の急斜面から登る。
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前方。
上方。
雪の厚みが凄い。
この幾何学的な遺構が印象的だ。
こう眺めている間にも車道に車が止まり、おじさんが鉱山の写真を撮っていった。ここは本当に有名なのだ。
いやもう…上には行けない。完全に季節を見誤った。
真夏も大変だが、冬の雪にもお手上げだ。
雪の無い状態の写真と見比べつつの歩みだが、これ以上は危険だ。
あの火薬庫っぽい建物に行きたかったが…。
でも、冬の土倉鉱山も乙なもの。しっかりと目に収めよう。
ちょっとは、いい写真撮れたかな。
ホッパーさん、また会う日まで。
気温も上がってきた。雪が溶け出す前に撤退しよう。
もう気持ちは夏に向かっている。
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